こんにちは、あめやみや(@ameyamiya)です!
無事に第一子を出産し、育児に奔走する日々を送っています。
コンパクトで多機能、かつおしゃれで可愛いものが多い海外製のベビーベッド。
ただ、その安全性について不安はありませんか?
この記事では、我が家で購入した「メイドリ〈Maydolly〉 折り畳み式ベビーベッド」を参考に、ネット通販で販売している海外製のベビーベッドの安全性について詳しく解説していきます。
コンパクトな設計でデザイン性の高い海外製のベビーベッドは魅力的ですが、安全性に関する情報が分かりにくいですよね。
ベビーベッドの詳しいレビューについてはこちらの記事でまとめています。
合わせて読んでみてください!
お部屋の広さに余裕がない我が家も、折り畳めてコンパクトに収納出来るベビーベッドを選択することにしました。
購入したのが「メイドリ〈Maydolly〉 折り畳み式ベビーベッド」です。
「メイドリ社」というところから出ている製品ですが、調べると類似(同じ?)製品で販売元が異なるものがいくつかあるようです。
同じ型の商品がこちらになります。
どうみても海外製品ですが、詳しい情報が掲載されていません。
本記事では、我が家で購入したメイドリ社の販売するベビーベッドについて、販売国や製造元、安全性の担保を調査しました。
また、他のメーカーから出ている類似製品についての安全性も考察しています。
この記事を参考にベビーベッドの安全性についてきちんと把握できれば、安心して購入することが出来ると思います!
赤ちゃんが使うものなので、確実に安全なものを選んであげたいですね!
安全性はどこで確認できるのか〈メイドリ社製品〉
まずは、実際の製品から製造元・販売元がどこなのかを調べました。
リサーチ結果を以下にまとめます。
製造元・販売元
商品購入についてきた商品タグを確認してみると、「MADE IN CHINA」の文字が。
製品合格証とはあるものの、どのレベルで合格としているのかこれでは分かりませんね。
また、商品に添付されていた問い合わせ表から、メイドリ社はアメリカに拠点を置く会社であることが分かりました。
メイドリ社の情報について
続いて、販売元であるメイドリ社のホームページを確認してみます。
もちろん全部英語でした。
ここはGoogle先生にお手伝い頂き、内容を翻訳してみると、以下のことが読み取れました。
※メイドリのウェブサイトの利用規約上、画像のスクショ等は規律違反に当たる可能性があるため避けています。
アメリカに本社を構える、香港系の企業であり、世界各国に向けてベビー用品を輸出しているようです。
安全性の証明
メイドリウェブサイトにおける商品説明のページに、以下のような文章の記載があります。
サポートと安全性 製品がすべての直立部分とリクライニング部分で安全であることを確認するためにテストを行い、信頼できる証明書を持ち、CPCとASTMの両方によって認定されています。※Google翻訳
https://www.maydollybaby.com/ メイドリwebサイト
メイドリ社の販売するベビーベッドは、CPCとASTMによって認定されているそうです。
CPC・ASTMとは何か、次の章でまとめていきます!
安全性の認定基準 CPC・ASTMについて
メイドリ社の製品が認定を受けているCPCやASTMが、どのような基準で、どの程度の安全性を示すものなのか。
日本の基準、世界の基準と照らし合わせるとどうなのかを調べました。
それぞれの基準・認証条件のポイントは以下の通りです。
ASTMマーク
ASTM規格は任意規格ですがアメリカ国内外で品質管理の基準とされている規格でした。
その中で〈F963〉という基準は子供向け製品の安全性をの試験基準を定めているものになります。
ASTMについては、以下のサイトにある説明文を引用しています。
世界最大規模の米国標準化団体であるASTM International(旧称 American Society for Testing and Materials:米国試験材料協会)が策定・発行する規格です。
https://www.nihonikuji.co.jp/anzen.html 日本育児HP
世界75か国で法規制等の基準とされるなど、国際的に広く支持されている規格です。
乳幼児向け玩具に関しては【ASTM F963】と言う安全基準が設定され、玩具やぬいぐるみ、子供用アクセサリー、乳児用品、運動具、ゲーム、幼児教材、子供用ベッドなどが対象となります。
CPC《子ども向け製品証明書》
CPCは子ども向け製品証明書<Childrenʼs Product Certificate>の頭文字です。
アメリカに子ども向け製品を輸出する際に必要な証明書であり、その商品が⽶国の消費者製品安全委員会(CPSC︓the U.S Consumer Product Safety Commission)の認定機関が発行した検査レポートに基づいていることを証明するものです。
子ども向け製品については、CPSCが定める検査基準として【ASTM F963】の要件を満たす必要があります。この基準を満たすことで、《CPC(子ども向け製品証明書)》が発行されます。
国際基準に相当する安全基準
つまり、メイドリ社が言うところの「CPC・ASTMを獲得している」とは、
アメリカの子ども向け製品の安全基準に準じた製品であることの証明を、メーカー側で取得している
ということになります。
ASTMの要求水準は、一概には言えませんが項目によっては日本の基準よりも厳しく設定されているものもあります。
公式ホームページ内で明確に取得を謳っているメイドリ社のベビーベッドは、アメリカの安全基準に則って製造・販売されていることが確認できました。
では、メイドリ社以外で販売されている類似のベビーベッドの安全性はどうなのでしょうか。
メイドリベビーベッド以外の海外類似製品は安全?
メイドリ社については、HP内で獲得している安全指標について掲示があるため安全性の確認が出来ました。
しかし、CPCやASTMマークは性質としては日本のSTマークに似ていますが、STマークと違い商品ごとに表示の義務がないそうです。
サイトからは確認が出来ないものがほとんどです。
ですが、以下の方法で安全性を把握することができます。
Amazonの厳しい出品基準
安全性を確認する方法の一つとしては、Amazonを経由しているか否かを確認することです。
Amazonで販売されている子ども向けの商品においては、出品者規約の中で安全性を証明できる書類の提出が求められています。
Amazon.co.jpでは、14歳以下の子どもが使用することを目的とした全てのおもちゃは、関連安全基準を満たしている必要があります。」
Amazon 出品者利用規約より
ASINごとに以下の書類を提出してください。
各国の玩具の安全基準に準拠している安全検査資料。次の書類のいずれか: ST(日本)、ASTM F963-16/17またはCPSIA(米国)、CCPSA(カナダ)、EN 71(ヨーロッパ)、GB 6675(中国)、AS/NZS ISO 8124(オーストラリア/ニュージーランド)
こうした認定証明の提出を促していることから、Amazonに出品されているベビー用品の多くは安全性が担保されているといえます。
HZDMJ 折り畳み式ベビーベッドのCPC認定獲得状況
我が家で購入した折り畳み式のベビーベッドと同種の商品は、メイドリ社以外でも以下のような複数の販売元から出品されていました。
いずれも日本のメーカーではなさそうですが、Amazonからも出品があることや、おそらく商品の製造元が同じであることから、同一でCPC認定を獲得している可能性があります。
試しに別の販売元であるHZDMJに、CPC認定の有無について問い合わせてみたところ、以下のようにCPC認定証を取得しているとの回答を得ました。
この商品に限らず、ベビー用品の安全性を確認したいときは“CPC認定証明”をキーワードに問い合わせをしてみるとよいですね!
結論と商品選択のポイント
この記事のポイントは以下の通りです。
輸出先はアメリカ、カナダ、EU等全世界を対象にしていることから、商品の信頼度は低くないように思えます。
日本のベビー用品の安全基準であるSTマーク認定はされていないものの、アメリカの安全性の試験基準であるASTMの認定を取得し、子供向け商品としての認定指標であるCPCも獲得しています。
日本の品質基準と一概に比較はできないものの、日本よりも厳しい条件で評価されている項目もあるそうです。
アメリカにおける安全性の認定基準を満たしていることから、海外製品だからと言って不安に思う必要はないようです。
赤ちゃんに害のある成分が使われていたり、使用している中で破損してしまうといった心配はないでしょう。
調べてみると安全性は問題ないように思えます!
購入の参考になればうれしいです!
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